遠慮ばかりの職場で、ふと心にひっかかった言葉
「何かあったら、ぶつかってきてください。時には喧嘩してもいいんですよ」
面談の場で、上司がそう言ったとき、思わず息をのんだ。
職場では波風を立てないように、周囲に気を使い、当たり障りなく接するのが良しとされる。 特に、上司との関係では「イエスマン」でいる方が楽だと思っていた。 でもその時、少しだけ考えが揺らいだ。
本音をぶつけることを怖れていた日々
職場の面談で、自分の意見を出すのが怖いと思っていた。 「こんなことを言ったら、評価が下がるかも」 「雰囲気を悪くしたくない」
そう思って、いつも本音はしまい込んでいた。
でも、それって本当に職場のためになるのかな? 自分の中にずっとある違和感が、積もり積もって苦しくなる感覚があった。
「喧嘩してもいい」と言われた時の、心の変化
「喧嘩してもいい」
その一言に、救われる人もいる。
相手を否定するためではなく、 「わかってもらいたい」 「ちゃんと伝えたい」 という気持ちで、ぶつかっていいんだ。
それが許される環境があるというだけで、心がふっと軽くなる。
ぶつかる勇気が信頼を深めることもある
思い切って上司に自分の思いをぶつけたとき、 意外にも「そう思ってたんだね」と受け止めてもらえた。
ぶつかったことで、むしろお互いの理解が深まった実感があった。 対立すること自体が悪なのではなく、 その後どう向き合うかで関係性は変わっていくのかもしれない。
【まとめ】波風を立てることが、前向きな一歩になる時もある
もちろん、何でもぶつかればいいという話ではない。 でも「ぶつかってもいい」「喧嘩しても大丈夫」 そう言ってもらえる関係が、どれだけ心を自由にするか。
面談の場が「我慢大会」になっている人がいたら、 こんな考え方もあるよ、と伝えたい。
波風を恐れるばかりでは、 本当に伝えたいことも、届かなくなってしまうかもしれないから。
この記事では「ぶつかってもいい」と言ってくれた上司との面談について綴りましたが、実はその上司との出張で、忘れられない“試練”を経験したことがあります。
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