✅ 1.最初に気になったこと──「ボーナスって…あるの?」
派遣社員として働きはじめた頃、ふと疑問に思ったことがあるんです。
「ボーナスって、もらえるのかな?」って。
もちろん、誰に聞いても答えは一緒。
「派遣社員はボーナスないよ」「それが普通だよ」
わかってるつもりでした。
でも…どこかで、“もしかして”の気持ちもあったんですよね。
✅ 2.“ないのが当たり前”と言われ続けてきたけど…
周囲の正社員が夏と冬にポンッと手当をもらっている中、
自分はいつもと同じお給料。
「それが派遣なんだから仕方ない」って言い聞かせるけど、
やっぱりどこか、もやっとした気持ちが残る。
交通費だって出なかった時代。
「ボーナスなんて、夢のまた夢」と思っていたころもありました。
✅ 3.そんなとき、もらえた“勤務協力金”という名のサプライズ
そんなある年の冬。
いつものように仕事納めを迎える少し前、
担当者からこそっと言われたんです。
「今回は業績が良かったので、特別に“勤務協力金”が出ます」
「あ、でも…あんまり大っぴらにしないでくださいね(笑)」
まさか、そんなものがいただけるとは思ってもいませんでした。
ボーナスという名目ではないけれど、心にじんわりと沁みた出来事。
✅ 4.ボーナスがもらえなかった時の、心の正直な声
反対に、ボーナスの話題が社内で出たとき。
派遣の自分だけが“その話に加われない”ときの寂しさも、やっぱりありました。
「もらって当然」な人たちと、「もらえないのが当たり前」な自分。
比べる必要なんてない…って頭ではわかっていても、
心の中では、どこか自分の価値を測ってしまってたのかもしれません。
✅ 5.制度ではなく、人とのつながりが生んだ“ご褒美”
支給された“勤務協力金”に添えられていたのは、
ほんの一言のメッセージカード。
「今年もお疲れさまでした」「また来年もよろしくお願いします」
…それだけなのに、嬉しかった。
金額以上に、「あなたの頑張り、ちゃんと見てるよ」って伝わるような、
あたたかい気持ちを受け取ったような、そんな感覚でした。
✅ 6.派遣社員にも“心が報われる瞬間”はある
確かに、制度としてのボーナスは“ない”ことがほとんど。
でも、それがすべてではないって、あの出来事が教えてくれました。
ほんの少しの言葉や、想いを込めた渡し方で、
働く側の気持ちは大きく救われるんですよね。
✅ 7.まとめ:「ボーナスがないなら、他に得られるものを大切に」
ボーナスがあるかないか。
それはとても大きなことに思えるけれど、
人と人のあいだで交わされる“ありがとう”や“ねぎらいの言葉”こそ、
じつは一番心に残るボーナスなのかもしれません。
派遣として働く中でも、そんな“心の報酬”がある。
そのことを、これからも忘れずにいたいなと思っています。
実は“派遣でもらえるボーナス”の話題って、ちょっと複雑…
でも、やさしく解説した記事がこちらです👇
▶ 派遣でもボーナスってあるの?──気になる“待遇のリアル”とやさしい答え
コメント