① 「がんばらなきゃ…」が自然に口から出るとき
「もっとしっかりしなきゃ」
「自分なんてまだまだ…」
「迷ってる暇なんてない、前に進まなきゃ」──
そんな言葉が、ふと口からこぼれることってありませんか?
誰かに言われたわけでもないのに、
気づいたらいつも自分を追い立てるように、「がんばらなきゃ」が口ぐせになっている。
でも、そんな日々を続けていると、
心が少しずつ、静かにすり減っていくことがあります。
この記事は、がんばりすぎてちょっと疲れてしまったあなたに、
そっと寄り添うためのコラムです。
② “がんばらなきゃ”が止まらない理由
がんばることは素敵なこと。
でも、それが止まらなくなってしまうのには、理由があるのかもしれません。
たとえば、SNSやまわりの人のがんばっている姿を見ると、
「私もあれくらいやらなきゃ」と焦ってしまったり。
あるいは、「ちゃんとしていないとダメな人だと思われそう」と、
他人の期待に応えようとして、自分を追い込んでしまったり。
もしかすると、
「がんばっていない自分には、価値がない」
そんな無意識の思い込みが、どこかにあるのかもしれません。
だからこそ、“がんばる”ことが、
いつの間にか自分を守るための習慣になっていくんです。
③ でも、“がんばる”にも限界がある
がんばり続けるって、実はとてもエネルギーがいること。
心はスマホのバッテリーみたいなもので、
充電せずに使い続けていたら、いつか電源が切れてしまいます。
「ちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、
どこかで自分の心が止まってしまう。
そんな時、「どうして私は動けないの?」と、
“がんばれない自分”を責めてしまう人も多いんです。
でも実はそれ、
**“がんばりすぎてきた証拠”**なんです。
だからまずは、がんばれないことを責める前に、
「よくここまでがんばってきたね」って、そっと認めてあげてほしいんです。
④ がんばらない日があっても、いい
がんばらない日があったって、大丈夫。
「今日は何もしない」って決めた日があっても、
「寝て起きただけ」「ごはんを食べられた」
それだけで、立派に“生きている”ってこと。
がんばらないことで、
自分を取り戻す時間が生まれることもあるんです。
他人にとっては小さなことでも、
あなたにとって意味のあることなら、それでいい。
そんなふうに、自分にやさしい目線を向けることも、
きっと“本当のがんばり”なんじゃないかなって思います。
⑤ あなたのままで、大丈夫
「がんばっているあなた」は素敵。
でも、「力を抜いているあなた」も、ちゃんと素敵です。
どちらのあなたにも、ちゃんと価値がある。
だから、こんなふうに言ってあげてほしい。
「今日の私は、今日のままでいい」
それは、甘えじゃない。
自分を大切にするための、ひとつの勇気です。
「がんばっているのに、不安が消えない…」
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