コラム・心の整理部屋

派遣の初日が不安すぎて、どうしても行きたくない──そんな気持ちになった私の話

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1. あの朝、「行きたくない」が頭の中を埋めつくした

派遣の初日。
朝のアラームが鳴って目を覚ましたとき、
私の頭の中に最初に浮かんだ言葉は──「行きたくない」でした。

決して体調が悪いわけじゃなかったし、
派遣会社との顔合わせも済ませて、仕事内容も確認済み。
それでも、どうしようもなく心が重かったんです。

理由は…よくわからない。
ただただ、身体がベッドから起き上がろうとしない。
「サボりたい」とか「やめたい」とはまた違う。
でも確かに、心が拒否していました。

2. 行きたくない理由が“ハッキリしない”のも不安だった

「どうしてこんな気持ちになるんだろう?」
自分でも自分の気持ちがわからないことが、一番つらかった。

考えられる理由はいくつかありました。
知らない人ばかりの職場で、ちゃんとやっていけるか不安。
派遣先の社員さんがどんな人か分からない。
もし何か失敗したら…ちゃんと教えてもらえるのかな?
──そんな小さな心配が、頭の中でぐるぐる回って。

でも、どれも「これが原因!」と言えるほどではなかったんです。
だからこそ、余計にモヤモヤして、「行きたくない」が加速していきました。

3. そんな私が、どうやって“初日”を迎えたのか

結局、私はその日、職場に行きました。

「とりあえず、身支度だけでもしよう」
そう思って、顔を洗って、お弁当を詰めて、身だしなみを整えました。
その時点でも、「絶対行くぞ!」という気持ちではなかったです。
ただ、“お昼ごはんだけ食べに行くつもりで”家を出たんです。

「もし無理だったら、帰ってきてもいい」
そんな“逃げ道”を心の中につくっておくことで、
ようやく足が職場の方向へ向かいました。

4. 行ってみたら──気持ちはすぐ晴れたわけじゃないけど

職場に着いたときも、不安は残っていました。
初めての社内、初めての人たち。
みんな忙しそうで、どこに立っていればいいのかもわからない。

だけど、そんな私に気づいてくれた社員さんが、
やさしく声をかけてくれました。

「初めてだと緊張しますよね。私もそうでした」

──その一言だけで、胸がすっと軽くなったのを覚えています。
そこから少しずつ、職場の雰囲気にも慣れて、
気づけば夕方には「明日もがんばろうかな」と思えていました。

5. いま、同じ気持ちのあなたへ伝えたいこと

いま、「行きたくない…」と感じているあなたへ。
その気持ち、ちゃんと届いてるよ。
大丈夫。あなただけじゃないからね。

行けるなら行ってみよう。
でも、どうしても無理なら、それもひとつの選択肢。
自分を責める必要なんてないんです。

初日がこわいのは、「まだ何も知らないから」。
でも、知っていくうちに、ちゃんと“自分の場所”が見つかっていくよ。
一歩ずつでいい。ゆっくりでいい。
あなたのペースで、歩いていこうね。


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