① ふと、そんな気持ちがよぎった日
医療事務の仕事に慣れてきた頃、
ある日ふと「私、もしかして向いてないのかも…」って思った瞬間がありました。
電話対応で言葉が詰まったとき。
患者さんの名前を読み間違えたとき。
一緒に働く人たちがあまりにテキパキしていて、自分だけ取り残されているように感じたとき。
特別なミスをしたわけじゃなくても、
気づけば心の中に“自分を責める小さな声”が生まれていたんです。
「みんなはもっと上手くやってるのに、私はどうして…」
「そもそも私、こういう仕事に向いてないんじゃないかな…」
② 「不向きかも」と感じる瞬間は、誰にでもある
医療事務って、思っていたよりも幅が広くて、
覚えることも多くて、気を遣う場面もたくさんある。
- レセプトや入力業務の正確さ
- 電話対応のスピードと丁寧さのバランス
- 患者さんや医師、看護師さんとの関わり方
最初は何をどうしたらいいか分からなくて、
周りと比べては落ち込んで、
自分を「向いてない」と決めつけたくなった。
でも実は、その気持ちって──
**“真剣に向き合ってる人ほど、感じやすいもの”**だったんです。
③ 「向いてない」が全てじゃない
向いているかどうかを考えるときって、
だいたい“できている人”を基準にしてしまう。
でも本当は、
「得意じゃないけど、丁寧にやろうとしてる」
「スムーズじゃないけど、一生懸命学ぼうとしてる」
そんな姿勢のほうが、
現場では何倍も大切にされていたりします。
向いてないかもしれない。
でも、それでもやっていける道がある。
向いてないと思ったその日も、私はちゃんと仕事をしていた。
それって、本当はすごいことだったんだ。
④ あのときの自分へ──そして今、同じように悩んでいるあなたへ
「私って向いてないかも…」
そう感じているあなたへ。
まずは、その気持ちにふたをしなくて大丈夫です。
でも、できれば、こうも思ってみてください。
「向いてないかもしれないけど、やってみる価値はある」
その気持ちで続けてみたことで、
私は少しずつ「できること」が増えていきました。
そして今、「あの日の自分も悪くなかった」って思えるようになりました。
あなたにも、きっとそんな日が来ます。
焦らず、自分のペースで。
“向いてるかどうか”じゃなく、“続けていけるかどうか”を、
一緒に大切にしていきましょう。
「私って向いてないかも…」そう感じながらも、前に進もうとしたあなたへ。
▶ 医療事務の面接でよく聞かれた質問と、私のリアルな答え方
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