授業に追いつけなかった私が、もう一度パソコンを学ぼうと思った日
きっかけは、何気ない一言だった
学生時代の私は、パソコンの授業がとにかく苦手でした。
「Wordって何?Excelってどこ押せばいいの?」
みんながサクサク進める中で、私は手が止まってばかり。
結局、課題は友達に聞いてやり方を教えてもらって、なんとか提出する日々でした。
そのうち、「私はパソコンには向いてないんだ」と思い込むようになっていたんです。
そんな私が社会人になって数年。
ある日、職場で先輩からこう言われたんです。
「今は事務も営業も、パソコンができないと仕事にならないよ」って。
その言葉にドキッとしました。
思い出したのは、授業で取り残されていたあの頃の自分。
同時に、「このままでいいのかな」という気持ちも湧いてきました。
苦手だった過去を、今こそ超えたい
その日の夜、家でぼーっとネットを見ていたら、
「社会人のやり直し学習」という言葉が目に入りました。
「もう一度、ちゃんとパソコンを学べる場所ってあるのかな…」
そう思って調べていくうちに、ISAパソコンスクールの存在を知ったんです。
「初心者歓迎」「苦手な人でも安心」って書いてあって、
まるで私に向けて書かれているような気がして、少し心が軽くなりました。
勇気を出して、体験相談を申し込んでみよう。
そんな風に、パソコンとの“再会”が始まりました。
不安でいっぱいだった初回相談。だけど、思わぬ安心がそこにあった
「できなかったらどうしよう」が頭の中をぐるぐる
ISAの無料相談を申し込んだものの、正直、心の中は不安でいっぱいでした。
「何を聞かれるんだろう…」「パソコンができないって笑われないかな…」
そんな気持ちが頭の中をずっとぐるぐる。
思い返せば学生時代のトラウマがまだ残っていたのかもしれません。
でも、受付の方と電話で話した瞬間、少し緊張がほぐれたのを覚えています。
明るくて丁寧で、「まずはお話をお聞かせくださいね」と言ってもらえて、
「ここなら話しても大丈夫かも…」と思えたんです。
「大丈夫です」の一言に、涙が出そうになった
当日はオンラインで相談を受けました。
画面の向こうにいたのは、優しそうな女性の先生。
「パソコンが苦手だったこと」
「学生時代についていけなかったこと」
正直に打ち明けると、先生はにっこり笑ってこう言いました。
「大丈夫ですよ。そういう方こそ、ISAでしっかり学べるんです。」
その一言が、本当に胸に染みました。
「ここなら、やり直せるかもしれない」
初めてそう思えた瞬間だったんです。
授業の進め方も、今のスキルに合わせて相談できると聞いて、
私の不安はすーっと小さくなっていきました。
授業初日、ド緊張の私に先生がくれた“ある言葉”
「教室に入るの、こんなにドキドキするんだ…」
授業が始まる初日、ISAの教室の前に立った私は、心臓がバクバクしていました。
子どもの頃に「わからないの?」と笑われた記憶がよみがえり、
「またできなかったらどうしよう…」という不安でいっぱい。
でも、受付で出迎えてくれたスタッフの方が、
「今日からですね!どうぞ、ゆっくり入ってくださいね」と
やさしく声をかけてくれて、少し肩の力が抜けたのを覚えています。
教室にはすでに何人かの受講生が座っていて、
「みんな経験者だったらどうしよう…」とドキドキしながら席に着きました。
「最初からできる人はいませんよ」のひと言に、救われた
授業が始まり、いよいよパソコンを操作する時間に。
思うようにマウスが動かせなくて、画面上のカーソルが右往左往。
焦っていた私に、先生がそっと近づいてこう言いました。
「最初からできる人なんていませんよ。だから練習するんです。」
そのひと言が、心にじーんと響きました。
誰かに寄り添ってもらえる安心感。
「ここでは失敗してもいいんだ」と思えたことで、
私の中の“こわばり”がゆっくりほどけていきました。
授業の内容も、初心者の私に合わせて丁寧に進めてくれて、
わからないこともすぐに質問できる環境が、とても心強かったです。
ゆっくりでいい──自分のペースを取り戻せた教室
「ついていけないかも…」と不安になった日も
授業が進むにつれて、少しずつ操作には慣れてきたものの、
ある日、Wordの応用課題でまったく手が止まってしまったことがありました。
隣の人はどんどん先に進んでいるのに、私は1ページ目でつまずいてる。
あのときの「わからないのは恥ずかしい」って感情がぶり返して、
涙が出そうになるのをこらえていました。
でも、そんな私を見て先生が声をかけてくれたんです。
「大丈夫です。焦らなくていいですよ。人によって、得意なところも違いますからね。」
自分のペースで進めることが、こんなに心を軽くするなんて
その後、教室に貼られていた「“わかる”は一歩ずつでいい」という言葉を見て、
私は思わず立ち止まって深呼吸しました。
「自分は遅れている」「人よりできていない」って比べてばかりいたけど、
ここでは誰かと競争する必要なんてなかったんだ…って気づいたんです。
ISAの授業は、無理に先に進むことを強いられることがなくて、
「今日はここまででOK」と先生がちゃんと見守ってくれる。
その安心感が、私の心にどれだけ大きな支えになったことか。
ゆっくりでも、確実にできることが増えていく日々に、
「学ぶって楽しいかもしれない」と思えるようになりました。
できなかった私が「できた」と言えた日──自信が芽生えた瞬間
緊張のプレゼン課題。私にできるの…?
授業の終盤で、PowerPointを使った“ミニプレゼン課題”がありました。
「テーマは自由。自分の好きなことを紹介してみましょう」というお題。
資料を作るのはもちろん、クラスの前で発表するなんて、
私には一番ハードルが高く感じられました。
正直、最初は「やりたくない」「できる人だけでやってほしい」って思ったんです。
でも…せっかくここまで頑張ってきたんだから、最後までやってみようって、
心の中で小さく決意して、資料作成に取りかかりました。
やってみたら、思った以上にできた
自分の趣味だった「ガーデニング」をテーマに、花の写真や育て方をスライドにまとめてみました。
PowerPointのテンプレートを使いながら、少しずつ形になっていく画面を見て、
「あれ…なんか私、できてるかも?」って、不思議な感覚に包まれたんです。
そして、いよいよ発表当日。
声は震えてたし、途中でスライドがうまく動かなくなった瞬間もあったけど、
終わったあとは、拍手と「ガーデニングのこと、知らなかったけど面白かったです!」という声が聞こえてきて…
胸がいっぱいになりました。
「私、ちゃんと最後までやりきったんだ」
それだけで、自分の中に確かな「自信」が生まれた瞬間でした。
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