「医療事務＝パソコン作業ばかり？」って思ってない？
「医療事務って、ほとんどがパソコン作業なんでしょ？」
「事務職って聞くと、1日中キーボードを叩いてるイメージがある…」
そう思って不安になっている人、意外と多いんじゃないでしょうか。
実はこれ、よくある誤解のひとつなんです。
たしかに医療事務の仕事には、
✔ パソコンを使って患者さんの情報を入力したり
✔ 保険証の確認やレセプトの作成をしたり
──といった事務作業が含まれます。
でも実際はそれだけじゃないんです。
医療事務の現場には、
- 窓口での患者さん対応
- 電話の取り次ぎ
- 書類の整理やファイリング
- ちょっとした案内や声かけ
など、**人と接する“対面業務”**がたくさんあるんです。
実際に働いてみて、「思ったより動き回るし、人と話す仕事が多いな」と感じた人も少なくありません。
だから、「パソコンに向かってひたすら作業する職業」と思ってしまうと、
実態とのギャップに驚くことも。
もちろん事務的な作業もありますが、
パソコン操作＝医療事務のすべて、というわけではないんです。
実際の医療事務のパソコン業務とは？
では、医療事務の現場で使われる**“パソコン業務”の実態**って、実際どんなものなんでしょうか？
✅ 主なパソコン作業は？
医療事務が行うパソコン業務には、以下のような作業があります👇
- 患者情報の入力（氏名・住所・保険証番号など）
- 診療内容の入力（診察や検査、処方内容など）
- 会計処理（金額の計算、窓口での精算）
- レセプト（診療報酬明細書）の作成・点検
こうして見ると「やっぱり複雑そう…」と思うかもしれませんが、
実際の現場では、専用ソフトを使ってマウスとキーボードで選択・入力する形式がほとんどです。
✅ タイピング技術はどのくらい必要？
ブラインドタッチや高速入力は必須ではありません。
入力のスピードよりも、
- 正確さ
- 患者さんの情報を丁寧に扱う姿勢
- 医療用語に慣れていくこと
──この3つが重視されます。
最初は「漢字変換が難しい…」「専門用語が読めない…」と感じても、
日々の仕事を通して、自然に慣れていくケースがほとんど。
ベテランスタッフでも、「最初は全然できなかったよ」と笑いながら話す人、たくさんいます。
◆ 苦手でも慣れる？現場の声
「パソコンが得意じゃないと、やっぱり厳しいのかな…」
「ミスしたら怖いし、自分には無理かも…」
そんなふうに不安を感じている人に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
✅ 現場には“パソコン初心者”出身の人がたくさんいる
医療事務の現場では、
「タイピングは1本指からのスタートだった」
「医療ソフトを見たのが初めてだった」
──そんな人が、今では立派に活躍しています。
実際に現場で聞かれる声はこんな感じ👇
💬「最初は漢字変換に時間がかかって、受付でもたついてました。でも先輩が『ゆっくりでいいよ』って言ってくれて救われました。」
💬「1週間くらいは入力だけで必死。でも、慣れてきたら“どこに何を入れるか”が自然と分かるようになってきて、スムーズになりました。」
💬「何でも聞ける雰囲気があったから、不安があっても大丈夫だった。」
✅ 職場環境も“フォロー体制”を重視している
医療事務は「チームで進める仕事」でもあります。
だからこそ、新人がいきなり何でも一人で完璧に…なんて期待はされていません。
むしろ、「できるまで一緒に確認してくれる」「入力の手順を丁寧に教えてくれる」そんな体制が整っている職場も増えています。
不安な人はどうしたらいい？
「やっぱりパソコンが不安…」
「入力に時間がかかる自分が、迷惑にならないか心配…」
そんな気持ちがどうしても拭えない人もいると思います。
でも大丈夫。“苦手を受け入れた上で行動する”方法も、ちゃんとあります。
✅ 自分の不安を整理してみる
まずは、自分がどんな部分に不安を感じているのかを具体的にしてみましょう。
- タイピングが遅いのが気になる？
- ソフトの使い方が分からないのが不安？
- 専門用語についていけるか心配？
“なんとなく不安”を“正体のある不安”に変えるだけでも、
心のモヤモヤが少し軽くなります。
✅ 対策の一歩を踏み出してみる
不安が整理できたら、できることから少しずつ準備していきましょう。
- タイピングが苦手なら、無料の練習サイトを数分でも触ってみる
- 医療用語が気になるなら、初心者向けの本やYouTubeで軽く学んでみる
- WordやExcelが苦手なら、職業訓練やオンライン講座も検討してみる
「完璧にできるようになってから働こう」と思うと、逆に前に進めません。
でも、「ちょっとだけでも備えておこう」と思えたなら、
もうすでに一歩を踏み出している証拠なんです。
✅ 医療事務の仕事は、成長しながら続けていける職種
最初からすべてができる人はいません。
仕事を始めてから、少しずつ慣れていくスタイルで大丈夫。
それでも不安が強い場合は、
- 「未経験者歓迎」「フォロー体制あり」などの職場を選ぶ
- 登録時に「パソコンに苦手意識があります」と伝えておく
──といった工夫で、無理のないスタートを切ることもできます。
まとめ
「パソコンが苦手だから、医療事務は無理かも…」
そんなふうに感じていたあなたへ。
不安を感じるのは、まじめに考えている証拠です。
でも大丈夫。医療事務の世界には、
あなたの“やってみたい”を受け入れてくれる場所が、きっとあります。
「できないかも」ではなく、「できるようになりたい」で大丈夫。
その気持ちがある限り、あなたは一歩ずつ前に進んでいけます。
焦らず、自分のペースで、
まずは“気になる”という気持ちを大切にしてくださいね。
次回【後編20】では、
▶ パソコンスキルはどう身につけてる？
▶ **「じゃあ実際にどこで学べる？」「独学とスクールの違いは？」**といった部分を深掘りしていくね！
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