はじめに
前編では、「医療事務でやりがいを感じた瞬間」や
「現場の中で芽生える小さな喜び」についてお話しました。
でも実際には、
どんなにやる気を持ってスタートしても、
ふと心が折れそうになる日があるのも、また現実です。
- 「もう無理かも…」
- 「全然うまくできてない」
- 「私には向いてないかも…」
そんな気持ちに沈み込みそうな日、
それでも前を向こうとするあなたに届けたいのが、
**“落ち込んだ時に支えてくれる、小さな誇りと前を向くヒント”**です🌱
この後編では、
やりがいを“持ち続ける”ためにできること。
そして、「自分なりの頑張り方」が見つかっていくプロセスを紹介していきます。
「向いてない」と感じるのは、
実は“成長したい”という気持ちがあるからこそ。
その気持ちを大切にしながら、
あなたの歩幅で、一歩ずつ進んでいくヒントを見つけていきましょう🍀
「やりがい」を見失いそうになる瞬間
どんなに気持ちを込めていても、
医療事務の現場では、「報われない…」と感じる瞬間があるものです。
たとえば──
- 忙しさに追われて、笑顔を忘れてしまった日
- 何度も注意されて、落ち込んだ日
- 誰からも感謝されてない気がして、ひとりぼっちに感じた日
「あんなに頑張ったのに、誰にも気づかれてない気がする…」
「こんなに失敗ばかりで、本当に向いてるのかな…?」
そんな思いがふと湧いてきたとき、
“やりがい”は遠くへ逃げてしまったように感じられるかもしれません。
しかも、医療事務は「正解が一つではない仕事」。
患者さんの対応やチームワークの中で、
思うように進まないことや、予想外の出来事が起きることも日常茶飯事です。
「私が悪いのかな…」
「なんでこんなにうまくいかないんだろう…」
そんなふうに、自分だけが置いていかれてるような感覚に襲われることも。
でもね、ここで忘れないでほしいのは──
“やりがい”は、いつも目の前にあるとは限らない。
だけど、見えなくなっただけで“消えたわけじゃない”ということ。
落ち込んだときの気持ちの整え方
やりがいを感じられないとき、
つい「もうダメかも…」と、心が縮こまってしまうことってありますよね。
でも、そんなときこそ──
**“心を整える視点”**を少しだけ変えてみてほしいんです。
🌱「やりがい」は“探す”ものではなく、“積もっていく”もの
「今日の受付、うまく声をかけられたな」
「昨日よりスムーズに処理できた気がする」
「新人さんに“ありがとうございます”って言ってもらえた」
そんなほんの小さな出来事でも、
ちゃんとあなたの中に“やりがいの種”が積み重なっている証なんです。
それに──
「誰かの言葉」に、ふと救われることってありませんか?
「あなたがいてくれて助かったよ」
「ありがとう、助かった!」
「この前の対応、とってもよかったよ」
そんな言葉が心に残っているなら、
それだけでも**あなたは“誰かの役に立てている”**という証です。
☕落ち込んだ日こそ、“あったかい記憶”を思い出してみる
疲れている日は、
どうしてもマイナスの感情に引っ張られてしまいがちです。
でも、そんな日こそ──
- 今日できたことを、1つだけ思い出してみる
- 「ありがとう」と言われた瞬間を、思い返してみる
- 過去に“やってよかった”と思った出来事を、ノートに書き出してみる
それだけで、気持ちは少しずつ上向いていきます。
🌼「やりがい」は、外から与えられるものではなくて、
“あなた自身が見つけていくもの”。
だからこそ、落ち込んでも大丈夫。
その日をどう受け止めて、どう明日に繋げるかが大事なんです☀️
やりがいを感じ続けるための工夫
「やりがいが消える」わけじゃない。
ただ、日々の忙しさで“見えにくくなってしまう”だけなんです。
だからこそ──
ほんの少しの工夫で、“やりがい”はまた顔を出してくれます。
ここでは、今日からでもできる【3つの小さな工夫】をご紹介します🌟
✅①「小さな日記」をつける
仕事が終わったあと、1行だけでもOK!
- 「今日うれしかったこと」
- 「ちょっと頑張ったこと」
- 「誰かに声をかけてもらったこと」
などを書き留めておくと、
後から見返したときに“自分って、ちゃんとやってる”と思える材料になります📔
✅②「感謝された一言」を残しておく
患者さんや同僚、先生から言ってもらえたうれしい言葉──
忘れちゃいそうになるけど、実は一番の“やる気の源”だったりします。
- メモ帳アプリに保存
- ノートに書き溜める
- スマホでスクショして「宝物フォルダ」に入れる
そんな風にしておくと、
落ち込んだときに**“自分の価値”を思い出せるヒント**になるよ💡✨
✅③「初心を思い出す日」をつくる
「なんで医療事務を選んだんだっけ?」
「はじめて患者さんに“ありがとう”って言われた日は?」
その気持ちをもう一度、思い出してみてください。
最初のときめきや、不安だったあの頃の自分を思い出すことで、
「今の自分、がんばってるな」と感じられる瞬間が生まれます🌸
📝やりがいは、“積み重ねていくもの”。
日々の中に、自分なりの“確かさ”を残しておくと、見失わずにいられます。
おわりに:それでも“続けたい”と思えたら、それがやりがい
医療事務の仕事は、
毎日が感動の連続というわけじゃないかもしれません。
でも──
患者さんの不安をやわらげたり、
スタッフ同士で支え合ったり、
日々の現場で**“誰かの役に立てたかもしれない”**と思える瞬間がある。
その一瞬一瞬の積み重ねが、
気づけばあなたの中に**“誇れる経験”**として残っていくんです🌱
落ち込む日があっても、
「それでも続けたい」と思えるなら、
それはもう、あなたにとっての“やりがい”が芽を出している証拠。
💬「あのとき辞めなくてよかった」
💬「続けたからこそ見えた景色がある」
そんな言葉を、自分の口から言える日がきっと来ます。
だから大丈夫。
🌼 あなたのペースでいい。
🌼 あなたのスタイルでいい。
🌼 一歩ずつ、ゆっくりでも歩いていけば、それが“やりがい”に変わっていくよ。
📌 次回のテーマ予告
🔷 次は【前編22】です!
▶ 医療事務の人間関係や「職場の雰囲気」ってどう?
▶ こんな人と働くのは大変?逆に支えられたエピソードも!
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