はじめに
「医療事務って、ずっと同じことの繰り返し…?」
そんなふうに感じていた過去がある人でも、
少しずつ経験を積んで、自分らしい道を見つけていった人たちがいます。
今回ご紹介するのは、実際にステップアップを果たした3人のストーリー。
- 初めての現場で戸惑いながらも、主任の立場まで進んだ人
- 医療事務から専門職へ転身した人
- 家庭との両立をしながら、正社員へとステップアップした人
いろんな不安や悩みを抱えながらも、
それぞれの“がんばり方”で、自分なりのキャリアを築いてきました。
読んでいるあなたも、「このままでいいのかな…?」と感じることがあるかもしれません。
でも、どんな未来を選ぶかは、誰かが決めることじゃなくて、自分の選択から始まるんです🌱
ストーリー①:「最初は派遣。でも、今はクリニックの主任です」
はじめての職場は、地元の小さなクリニック。
医療事務の経験はゼロ。緊張と不安でいっぱいのスタートでした。
受付での対応も、レセプトの処理も、
「こんなに細かいこと、私にできるのかな…?」と思うことばかり。
でも、そんな自分を支えてくれたのは、周囲の先輩スタッフの存在でした。
わからないことをそのままにせず、少しずつ“できること”を増やしていく中で、
自信と責任感が芽生えていったんです。
派遣からスタートして、1年半後には直接雇用に。
そして現在は、そのクリニックの医療事務主任として、後輩の指導にもあたっています。
もちろん、ここまで順調だったわけではありません。
忙しい時期は毎日ヘトヘトで、「私、向いてないかも…」と思った日もあります。
でも、**「患者さんからありがとうって言われた日」や「後輩に頼られた瞬間」**が、前に進む力をくれました。
「一歩ずつ、着実に進んでいけば、自分でも“道”は拓けるんだなって思いました」
そんなふうに笑顔で話すその姿に、
“今の自分”の未来を重ねられる人も、きっといるはずです。
ストーリー②:「医療事務から“医療秘書”の道へ」
「医療現場でもう少し専門性を持った仕事がしたい」──
そんな気持ちから、医療事務として働いていた彼女は、“医療秘書”という新たな道を選びました。
最初は、診察室のスケジュール調整や書類作成など、慣れない業務に戸惑うことも多かったそうです。
それでも、これまでに身につけた医療事務の知識が大きな助けになりました。
- 医療用語の理解
- 保険制度への知識
- 医師や看護師との連携力
「医療事務で経験してきた“当たり前”が、秘書としての土台になっていた」と彼女は語ります。
現在は、病院内で複数のドクターをサポートしながら、
患者さんへの案内や外部機関との連絡もこなす“縁の下の力持ち”。
「表に出る仕事ではないけれど、
“いないと困る存在”になれたことがうれしいんです」
自分らしい働き方を見つけたその笑顔は、
**「キャリアアップ=役職や肩書きだけじゃない」**ということを教えてくれているようでした。
ストーリー③:「家庭と両立しながら、正社員になれました」
「子どもがまだ小さいうちは、フルタイムで働くなんて無理だと思っていました」
そう話すのは、育児と両立しながら医療事務として働いてきた女性です。
最初は、午前中だけのパート勤務。
時間も限られていて、職場に迷惑をかけないようにと常に気を張っていたそうです。
でも、そんな姿を見て、先輩スタッフたちが支えてくれたと言います。
「無理しすぎないように」
「手が空いたときにここまでやってもらえると助かるよ」
──そうした一つひとつの声がけが、心の支えになったと彼女は振り返ります。
子育てが少し落ち着いてきたタイミングで、
「もう少しだけ時間を増やしてみようかな」と働き方を見直すことに。
それをきっかけに、シフトを柔軟に調整しながらステップアップ。
今では正社員として勤務しながら、家族との時間もしっかり大切にできているそうです。
「両立は簡単じゃないけど、“今の私なりの働き方”ができているのが何よりうれしいです」
大切なのは、“誰かと比べない”ということ。
自分にとってのちょうどいいキャリアの形が見つかれば、それは立派な前進なんです🌱
キャリアアップは「がんばり方」が人それぞれでいい
医療事務のキャリアと一口にいっても、
目指す方向やスピードは、人によって本当にさまざまです。
「資格をとって、もっと専門的な仕事をしたい」
「できる範囲で、少しずつステップアップしたい」
「子育てが落ち着いたら、正社員に挑戦してみたい」──
どれも全部、立派な“前向きな選択”です✨
中には「私なんて、全然キャリアアップできてないな…」と
自分を責めそうになる日もあるかもしれません。
でもね、周りと比べなくていいんです。
昨日の自分と比べて、ほんの少しでも前に進めたなら、それがキャリアの積み重ね。
職場での経験も、日々の積み重ねも、
どこかのタイミングで必ず「次のステージ」につながっていきます。
がんばり方はひとつじゃないし、
「こうしなきゃいけない」というルールもありません。
自分らしく働き続けること。
その先に、“あなたにしか描けないキャリア”が見えてくるはずです🌸
🟢“今いる場所”からでも、前に進める
医療事務としてのキャリアに、
“正解”や“理想像”なんて、実は誰にも決められません。
パートで働いている今も、
毎日の業務の中で少しずつ成長している──それも立派なキャリアです。
「もっと上を目指したい」という気持ちが芽生えたら、
資格の勉強を始めるのもいいし、
別の医療機関にチャレンジするのも素晴らしい一歩です。
大切なのは、「今いる場所からでも、できることがある」と気づくこと。
誰かのようにならなくてもいい。
“自分らしいキャリア”は、いまのあなたの中にちゃんとあります🌸
コツコツと積み重ねてきた日々の中に、
未来へのヒントがきっと隠れているはずです。
焦らなくて大丈夫。
マイペースでもいいんです。
あなたの“これまで”が、あなたの“これから”をつくっていきます✨
最後に、記事のしめくくりの言葉を添えるね👇
🌷最後までお読みいただき、ありがとうございました!
医療事務のキャリアは一歩ずつ、自分らしく進めば大丈夫。
この記事が、少しでも背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。
ご感想や経験など、ぜひコメントで教えてくださいね😊
🌸 次回予告
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▶ 実際に選んだ理由と、受講後の感想をご紹介!
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