体験から学ぶ派遣のリアル初出勤〜数日のリアル

「初日が終わっても、“これから”が見えない──そんな私の心境」

体験から学ぶ派遣のリアル

初日は無事終わった。でも、何もわからなかった

朝の緊張とともに始まった初出勤日。
「どんな仕事を任されるんだろう」「周りの人とうまくやっていけるかな」
そんな思いを抱えて向かった初日の職場。

でも、ふたを開けてみれば、業務説明はほんの少し。
担当者からの挨拶、職場のざっくりした紹介、あとは軽く顔合わせ。

「とりあえず今日はこれで…」
そう言われて、正直ちょっと拍子抜けした。

無事に終わった、はずなのに──
実際の仕事の内容はほとんど見えてこなかった。


職場の空気は掴めそうで、掴めない

職場の中には、感じの良さそうな人もいた。
忙しそうにパソコンと向き合っている人たちの中で、
ちらっとこちらを気にかけてくれるような視線を感じたこともあった。

でも、話しかけるには距離がある。
まだそこに“自分の居場所”が見つけられなくて、
ただ時間だけが流れていたような気がする。

正直、一番ホッとできたのは、トイレの個室だった。
誰にも気を使わず、数分だけ「自分だけの空間」に逃げ込めたのが、
心の支えになっていたような気さえする。

「明日から本格的に仕事をお願いする予定です」
と言われたけど、まだ心の準備が整っていない。


不安があるのは当たり前──そう自分に言い聞かせる

今の自分は、まだ“この職場の一員”という実感もないし、
何ができて、何をすべきなのかもわからない。

でも、きっとみんな最初はそうだったはず。
周りでテキパキ動いている人たちにも、
初めてこの職場に来た“あの日”があったのだから。

焦らなくてもいい。
まずは、「知る」ことから始めよう。


明日は、今日より少しだけ「自分」を出せますように。


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