【派遣初出勤あるある】“何もなかった”ことが、不安の始まりだった。
「今日からお願いします!」
そう言われてドキドキしながら迎えた、派遣社員としての初日。
でもその一日は、思っていたよりもずっと静かに――そして、あっさり終わってしまった。
「えっ、もうこれで終わり……?」
拍子抜けとともに、得体の知れない不安が心に残った。
緊張と期待に包まれた、出勤前の朝
前日から、そわそわしていた。
服装を何度もチェックし、持ち物を見直し、
「名刺ってあった方がいいのかな?」「敬語、ちゃんと出てくるかな?」と不安が渦巻く。
出勤の電車の中では、他の人がやけに「仕事慣れ」して見えて、
「自分だけ浮いてるかも…」なんて考え始める。
派遣先に到着。でも、始まらない“仕事”
受付で名前を伝え、担当の方がやってきて――
笑顔で案内される。
「今日はまず、簡単な説明からですね」
そう言われて、少しホッとしたのも束の間。
簡単な会社の概要説明、オフィスの案内、席の説明…。
一通り終わった後、言われた言葉は、
「今日はこれで終了です。また明日お願いしますね」
え?本当に?
もっと、こう…仕事の話とか、実務の説明とか、ないの?
安心どころか、“見えない未来”が不安に変わる
初日は緊張もあって「軽く終わるもの」とは聞いていたけど、
まったく仕事内容に触れないまま終了したことに、
「本当に明日から動き出すのかな?」
「期待されてないのかな…?」
そんな不安がじわじわ湧いてくる。
帰り道、足取りは軽くなかった。
「今日、何もしてないのに疲れた…」
心の中に残ったのは、安心ではなく“空白の焦り”だった。
でもそれ、“あるある”なんです。
実はこういう“拍子抜けの初日”って、派遣でも正社員でもけっこう多い。
むしろ、しっかりした職場ほど「初日は慣れるだけ」にしてくれることも多い。
だから、もし今あなたが、
「こんな初日で大丈夫なのかな…」と不安に思っているなら――
それ、大丈夫。よくあることです。
初日は“存在するだけで100点”でいい。
誰だって最初は緊張してるし、
何かを期待してる分、それが“肩透かし”だったときに不安になる。
でもその日は、
ちゃんと出勤して、
あいさつをして、
その場に「自分」を連れて行けた。
それだけで十分なんです。
あなたの明日は、ちゃんと始まる。
派遣先も、あなたも、まだお互いを知らないだけ。
初日は「お互いの空気を感じる」だけで終わること、よくあります。
だからこそ、明日。
ちょっとしたやりとりや、ほんのひと言から、
「ここで働いていけるかも」って感覚が、きっと芽生えるはず。
不安なままでもいい。
でも、それが“自分だけじゃない”って知ることから、きっと心が軽くなる。
あなたの“明日”が、ちゃんと動き出しますように。
そんな思いを込めて。
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