「志望動機って、どう答えればいいんだろう…」
「退職理由は正直に話しても大丈夫かな?」
医療事務の面接を受けるとき、多くの人がこんな悩みを抱えています。
ネットで調べても“正解っぽい答え”はたくさん出てくるけれど、
「自分の場合、どう伝えればいいのか?」となると迷ってしまうことも。
でも大丈夫。
志望動機や退職理由には“こうじゃなきゃダメ!”という正解があるわけではありません。
大切なのは、**「なぜそう思ったのか」「これからどうしたいのか」**というあなた自身の視点を、相手に伝わるように整理することなんです。
この記事では、面接でよく聞かれる志望動機・退職理由について、印象を悪くしない答え方のコツを具体例つきでお伝えしていきます。
志望動機が「なんとなく」でも大丈夫な理由
「なんとなく良さそうだったから」
「家から近いし通いやすそうだった」
こんな理由で応募した人、実は少なくありません。
一見すると「そんな理由でいいの?」と思ってしまいがちですが、
面接官が知りたいのは“表面的な理由”よりも、その人が職場に合いそうかどうか。
だからこそ、大切なのは“応募の理由を深掘りすること”なんです。
🔸 たとえば「家から近い」という理由も…
→「長く働き続けられる環境を大切にしており、通勤の負担が少ないことは、自分にとって大きなポイントです。」
🔸 「医療業界は安定してそうだったから」も…
→「医療の現場を支える仕事に魅力を感じており、安定した環境で自分の力を活かしたいと考えるようになりました。」
“なんとなく”の理由は、**「自分が大切にしている価値観」**にまで落とし込めば、立派な志望動機になります。
面接では、背伸びをして理想的なことを言うよりも、自分の言葉で丁寧に伝えることのほうが信頼感につながりますよ。
退職理由こそ、伝え方に注意!
退職理由を聞かれたとき、つい本音がポロッと出てしまいそうになりますよね。
「人間関係がうまくいかなかった」「思っていた仕事内容と違った」など、理由は人それぞれ。
でも実は、退職理由の伝え方が、その人の印象を大きく左右するポイントなんです。
❌ NGなのはこんな言い方
- 「上司が嫌いだったので辞めました」
- 「ミスばかり注意されて気分が悪くなりました」
- 「人間関係が最悪でした」
こうした言い方は、面接官に
「この人は他責思考が強いのかな?」
「うちでも同じことが起きたらまた辞めるのでは?」
と不安を与えてしまいます。
✅ コツは、“原因”ではなく“学び”にフォーカスすること
たとえば、
「前職では人間関係がうまくいかなかった」
という本音を持っていたとしても…
🔹 言い換え例:
「これまでの経験から、協力し合える職場環境の大切さに気づきました。今後はチームワークを意識して働きたいと考えています。」
このように伝えることで、トラブルの印象を与えることなく、自分の価値観や成長を示すことができます。
退職理由は“過去の出来事”ですが、そこから何を感じて、これからどうしたいと思っているか。
その「未来につながる視点」こそが、面接官の心に響くポイントなんです。
「どうして医療事務?」と聞かれたときの答え方
面接では高い確率で聞かれる質問、
それが「どうして医療事務を選んだのですか?」です。
この質問、実はその人の適性やモチベーションを見極めるために、とても重要な意味を持っています。
🔸 よくある答え:「資格を取ったから」「未経験でも応募できたから」
これらも立派なきっかけですが、それだけでは“意欲”や“適性”までは伝わりにくいのが現実。
大切なのは、そこに自分なりの視点や思いを加えることなんです。
✅ 伝え方のコツは、「きっかけ+理由+自分らしさ」
🔹 例1:
「資格を取ったことがきっかけですが、勉強するうちに“医療を支える側”の役割に魅力を感じるようになりました。人と接する仕事が好きなので、受付や患者対応にもやりがいを感じられると思いました。」
🔹 例2:
「未経験でも応募できると知り、挑戦してみたいと感じました。もともと細かい作業が得意で、ミスなく進めることにやりがいを感じるタイプなので、医療事務の仕事に向いていると思っています。」
このように、“自分ならでは”の思いや強みを織り交ぜて伝えることで、
面接官に「この人、ちゃんと考えて応募してくれてるな」と思ってもらえる確率がぐっと上がります。
共通するのは“未来のビジョン”を持っているかどうか
志望動機にしても、退職理由にしても、面接官が本当に見ているのは──
「この人は、ここでどんなふうに働いていきたいのか?」という未来への視点です。
たとえば、
🔸 志望動機が「家から近いから」でも、
→「長く働き続けたい」という未来が見えれば好印象に。
🔸 退職理由が「人間関係が合わなかった」でも、
→「これからはチームで協力できる職場で働きたい」という前向きな姿勢を添えればOK。
つまり、どんな答えも「これからどうなりたいか」というビジョンとつながっていれば、
面接官にとって納得感のある内容に変わるんです。
✅ 面接官が安心するのはこんな人
- 自分の経験をきちんと振り返れている
- それをもとに、前向きな未来を描けている
- だから「この人はうちでちゃんと働いてくれそう」と思ってもらえる
最後に伝えたいのは、完璧な答えよりも「ちゃんと考えてきたんだな」と伝わる答えが一番強いということ。
未来に向けた意欲がある人には、自然と応援したくなるものです😊✨
✅ まとめ:あなたらしい答えが、いちばん強い
志望動機や退職理由に“正解”はありません。
でも、自分の気持ちを整理して、相手に伝わる言葉で表現することは、面接を成功に導く大きなカギになります。
- 志望動機は、きっかけだけでなく「どう働きたいか」まで伝えてみる
- 退職理由は、過去の出来事を「これからどうしたい」に変換してみる
- 面接官は、“あなたのこれから”を見ている
大切なのは、背伸びせず、前向きに未来を語ること。
あなたらしい言葉が、きっと一番伝わります😊
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