「医療事務、気になってるんだけど…
これからの時代に、本当に“安定”した仕事なのかな?」
そんな風に、ふと立ち止まってしまう瞬間ってあるよね🍃
周りからは「手堅い仕事だよ」って言われるけど、
でも実際のところ、どんな未来が見えているのか──
気になるのは当然のこと。
このページでは、そんな「これから医療事務を目指す人」や
「始めたばかりで少し不安を感じている人」に向けて、
マリーが“今”と“未来”のリアルをやさしくお届けするよ✨
将来性・職場の選び方・キャリアの広がり──
気になるテーマを、ひとつずつ見ていこうね!
「資格は取った。でも、“医療事務の職場”って、どんなところ?」
資格試験に合格した日、私の胸は達成感と期待でいっぱいでした。
「これで医療事務として働ける!」
そんな未来がすぐそこにあるように感じていたんです。
でも、いざ求人を探してみると──
出てくるのは、クリニック、総合病院、調剤薬局、健診センター…
思っていたよりも、職場の種類が多い。
「あれ?“医療事務”って、どこで働くのが普通なの?」
ふとそんな疑問が湧いてきました。
さらに、求人票を見ても、
「受付・会計・レセプト業務…」といった言葉ばかりで、
職場ごとの違いがよくわからない。
私は、自分がどんな職場で、
どんな働き方をすることになるのか、
まったくイメージができていなかったんです。
そんな不安を抱えたまま、私は就職活動を続けました。
──そして、初めての職場で“リアルな現場”に直面することになるのです。
「“やっぱり不安…” 初めての職場で感じたギャップ」
晴れて採用が決まり、私はクリニックの受付として働き始めました。
「緊張するけど、きっと優しく教えてもらえるはず」
そんな期待とちょっぴりの不安を胸に、初出勤の日を迎えたんです。
ところが──
現実は、思っていたよりもハードでした。
先輩たちはもちろん優しいのですが、
外来対応、電話応対、カルテ出し、レセプト入力…
覚えることが多すぎて、頭がパンクしそう。
しかも、来院される患者さんの数は想像以上。
笑顔で対応したいのに、焦ってしまって声が裏返ったり、
確認ミスをしてしまったり。
「私、向いてないのかも…」と感じる瞬間が、何度もありました。
教科書には書かれていない“実際の忙しさ”に、
戸惑いと不安が大きくなっていったのを覚えています。
それでも、そんな私を支えてくれたのは──
あの日感じた“ある言葉”と、小さな前進の積み重ねでした。
「“向いてないかも…”を乗り越えた、ある一言」
忙しさに押されて、失敗が続いたある日。
私は休憩室で、ぽつりとこぼしてしまったんです。
「私、この仕事、向いてないのかも…」
そのとき、近くにいた先輩が、
そっと私の横に座って、こう言ってくれました。
「大丈夫。私も、最初は“毎日辞めたい”って思ってたよ」
思わず、「えっ?」と顔を上げた私に、先輩は続けました。
「今では慣れたけど、最初は緊張しすぎて、
電話取るのも怖かったし、ミスばかりだったよ。
でもね、不安って、ちゃんと努力してる証拠だと思うんだ」
その言葉を聞いて、ふっと心が軽くなったのを覚えています。
“完璧じゃなくてもいいんだ”“迷ってる自分も認めていいんだ”って。
それから少しずつ、私は“できること”を積み上げていきました。
──小さな成長が、やがて大きな変化へとつながっていったのです。
「少しずつ、できることが増えていった」
最初は“できないこと”にばかり目が向いていました。
でも、ある日ふと気づいたんです。
「昨日よりも、受付で声が出せるようになってる」
「カルテの並び替え、スムーズにできた」
「保険証の確認、間違えなかった!」
──ほんの小さな変化でも、
自分の中で“できた”と実感できたとき、
その達成感が自信に変わっていきました。
もちろん、すべてが順調だったわけではありません。
忘れていた作業を指摘されたり、
ミスをして落ち込んだりもしました。
でも、先輩が声をかけてくれるんです。
「大丈夫、私も通ってきた道だよ」
「今のあなた、すごく成長してるよ」
そう言ってもらえるたびに、
“自分にもできるかもしれない”という気持ちが少しずつ育っていきました。
そしてある日、患者さんから思いがけない言葉をかけられたんです──
その瞬間、私は“この仕事を選んでよかった”と思えました。
「“ありがとう”が、胸に染みた日」
れは、ある外来の患者さんの対応をしたときのこと。
受付でいつものように保険証の確認をして、
診察券の発行や案内を終えたあと──
帰り際に、その方が私の方を振り返ってこう言いました。
「あなたの声、落ち着くわね。病院って緊張するけど、安心したよ」
一瞬、胸がぎゅっとなって、
言葉が出なくなってしまいました。
“ありがとう”って、こんなにあたたかいんだ…
自分がした小さな仕事が、
誰かの気持ちを少しでも軽くできたなんて──
その事実が、心にじわっと染みました。
あの日の言葉は、
今でも時々思い出しては、私の背中を押してくれます。
“この仕事を選んでよかった”──
そう思えたからこそ、今の私がいます。
あの頃の私に、伝えたい言葉があります。
「あの頃の私に伝えたいこと」
初めて「医療事務の仕事をしてみたい」と思ったとき、
不安だらけだった私──
「パソコンも得意じゃないし、医療の知識もない」
「そもそも、こんな私がやっていけるのかな……」
そんな気持ちで、何度も迷っては立ち止まり、
求人情報を見ては、画面をそっと閉じていました。
でも今、あの頃の自分に伝えたいんです。
「たしかに不安はあるよ。でも、はじめの一歩を踏み出したから、今こうして笑っていられるんだよ」
やってみてわかったのは、
“はじめから完璧じゃなくていい”ってこと。
最初はわからなくて当然だし、
わからないことは一つずつ覚えていけばいい。
誰かのサポートになれるこの仕事は、
“誰かの役に立ちたい”って願った、
あの頃の私の想いそのものでした。
そして今、私が一番伝えたいのは──
これから同じ道を歩こうとしている、あなたへのメッセージです。
「あなたが踏み出すその一歩を、心から応援しています」
もし今、あなたが
「医療事務をやってみたい」と思っているなら──
たとえ不安があっても、
その気持ちを、大事にしてほしいんです。
スキルや知識は、後からついてくる。
大切なのは、「やってみたい」と思えた、
その想いのほうなんです。
私も最初は、不安でいっぱいでした。
でも、小さな一歩を積み重ねるうちに、
「ここにいていいんだ」と思えるようになっていきました。
あなたのペースで、大丈夫。
焦らず、ゆっくりでもいいんです。
あなたが、あなたらしく働ける場所に出会えるように──
そして、これから出会う患者さんや仲間たちと、
あたたかい時間を過ごせますように。
あなたが踏み出すその一歩を、心から応援しています。
🔷 次回:【前編3】医療事務の通信講座ってどう選ぶ?── おすすめの選び方と失敗しないポイント「講座が多すぎて、どうやって選んだらいいの?」「失敗したら嫌だな…」
そんな迷いや不安を感じているあなたへ。
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