医療事務という仕事

医療事務の“やりがい”って本当にあるの?── 落ち込んだときに思い出したい、小さな誇りと前を向くヒント|後編21

医療事務という仕事

はじめに

前編では、「医療事務でやりがいを感じた瞬間」や
「現場の中で芽生える小さな喜び」についてお話しました。

でも実際には、
どんなにやる気を持ってスタートしても、
ふと心が折れそうになる日があるのも、また現実です。


  • 「もう無理かも…」
  • 「全然うまくできてない」
  • 「私には向いてないかも…」

そんな気持ちに沈み込みそうな日、
それでも前を向こうとするあなたに届けたいのが、
**“落ち込んだ時に支えてくれる、小さな誇りと前を向くヒント”**です🌱


この後編では、
やりがいを“持ち続ける”ためにできること。
そして、「自分なりの頑張り方」が見つかっていくプロセスを紹介していきます。


「向いてない」と感じるのは、
実は“成長したい”という気持ちがあるからこそ。
その気持ちを大切にしながら、
あなたの歩幅で、一歩ずつ進んでいくヒントを見つけていきましょう🍀


「やりがい」を見失いそうになる瞬間

どんなに気持ちを込めていても、
医療事務の現場では、「報われない…」と感じる瞬間があるものです。


たとえば──

  • 忙しさに追われて、笑顔を忘れてしまった日
  • 何度も注意されて、落ち込んだ日
  • 誰からも感謝されてない気がして、ひとりぼっちに感じた日

「あんなに頑張ったのに、誰にも気づかれてない気がする…」
「こんなに失敗ばかりで、本当に向いてるのかな…?」


そんな思いがふと湧いてきたとき、
“やりがい”は遠くへ逃げてしまったように感じられるかもしれません。


しかも、医療事務は「正解が一つではない仕事」。
患者さんの対応やチームワークの中で、
思うように進まないことや、予想外の出来事が起きることも日常茶飯事です。


「私が悪いのかな…」
「なんでこんなにうまくいかないんだろう…」

そんなふうに、自分だけが置いていかれてるような感覚に襲われることも。


でもね、ここで忘れないでほしいのは──

“やりがい”は、いつも目の前にあるとは限らない。
だけど、見えなくなっただけで“消えたわけじゃない”ということ。


落ち込んだときの気持ちの整え方

やりがいを感じられないとき、
つい「もうダメかも…」と、心が縮こまってしまうことってありますよね。

でも、そんなときこそ──
**“心を整える視点”**を少しだけ変えてみてほしいんです。


🌱「やりがい」は“探す”ものではなく、“積もっていく”もの

「今日の受付、うまく声をかけられたな」
「昨日よりスムーズに処理できた気がする」
「新人さんに“ありがとうございます”って言ってもらえた」


そんなほんの小さな出来事でも、
ちゃんとあなたの中に“やりがいの種”が積み重なっている証なんです。


それに──
「誰かの言葉」に、ふと救われることってありませんか?

「あなたがいてくれて助かったよ」
「ありがとう、助かった!」
「この前の対応、とってもよかったよ」

そんな言葉が心に残っているなら、
それだけでも**あなたは“誰かの役に立てている”**という証です。


☕落ち込んだ日こそ、“あったかい記憶”を思い出してみる

疲れている日は、
どうしてもマイナスの感情に引っ張られてしまいがちです。

でも、そんな日こそ──

  • 今日できたことを、1つだけ思い出してみる
  • 「ありがとう」と言われた瞬間を、思い返してみる
  • 過去に“やってよかった”と思った出来事を、ノートに書き出してみる

それだけで、気持ちは少しずつ上向いていきます。


🌼「やりがい」は、外から与えられるものではなくて、
“あなた自身が見つけていくもの”


だからこそ、落ち込んでも大丈夫。
その日をどう受け止めて、どう明日に繋げるかが大事なんです☀️


やりがいを感じ続けるための工夫

「やりがいが消える」わけじゃない。
ただ、日々の忙しさで“見えにくくなってしまう”だけなんです。

だからこそ──
ほんの少しの工夫で、“やりがい”はまた顔を出してくれます。


ここでは、今日からでもできる【3つの小さな工夫】をご紹介します🌟


✅①「小さな日記」をつける

仕事が終わったあと、1行だけでもOK!

  • 「今日うれしかったこと」
  • 「ちょっと頑張ったこと」
  • 「誰かに声をかけてもらったこと」

などを書き留めておくと、
後から見返したときに“自分って、ちゃんとやってる”と思える材料になります📔


✅②「感謝された一言」を残しておく

患者さんや同僚、先生から言ってもらえたうれしい言葉──
忘れちゃいそうになるけど、実は一番の“やる気の源”だったりします。

  • メモ帳アプリに保存
  • ノートに書き溜める
  • スマホでスクショして「宝物フォルダ」に入れる

そんな風にしておくと、
落ち込んだときに**“自分の価値”を思い出せるヒント**になるよ💡✨


✅③「初心を思い出す日」をつくる

「なんで医療事務を選んだんだっけ?」
「はじめて患者さんに“ありがとう”って言われた日は?」

その気持ちをもう一度、思い出してみてください。

最初のときめきや、不安だったあの頃の自分を思い出すことで、
「今の自分、がんばってるな」と感じられる瞬間が生まれます🌸


📝やりがいは、“積み重ねていくもの”。
日々の中に、自分なりの“確かさ”を残しておくと、見失わずにいられます。


おわりに:それでも“続けたい”と思えたら、それがやりがい

医療事務の仕事は、
毎日が感動の連続というわけじゃないかもしれません。

でも──

患者さんの不安をやわらげたり、
スタッフ同士で支え合ったり、
日々の現場で**“誰かの役に立てたかもしれない”**と思える瞬間がある。


その一瞬一瞬の積み重ねが、
気づけばあなたの中に**“誇れる経験”**として残っていくんです🌱


落ち込む日があっても、
「それでも続けたい」と思えるなら、
それはもう、あなたにとっての“やりがい”が芽を出している証拠


💬「あのとき辞めなくてよかった」
💬「続けたからこそ見えた景色がある」
そんな言葉を、自分の口から言える日がきっと来ます。


だから大丈夫。

🌼 あなたのペースでいい。
🌼 あなたのスタイルでいい。
🌼 一歩ずつ、ゆっくりでも歩いていけば、それが“やりがい”に変わっていくよ。


📌 次回のテーマ予告
🔷 次は【前編22】です!
▶ 医療事務の人間関係や「職場の雰囲気」ってどう?
▶ こんな人と働くのは大変?逆に支えられたエピソードも!
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