「私、向いてないかも…」と思っていた頃の私へ
医療事務の仕事が気になったのは、
たまたま見かけた求人がきっかけだったんだ。
そのときの私は、明確な目標があったわけじゃなくて、
「とにかく今より安心して働ける場所があればいいな…」
くらいの、ぼんやりした気持ちだったと思う。
でもね、不思議とその求人票を見たとき、
心がふっと動いたんだよね。
それと同時に、こんな声も聞こえてきたの。
でも、私にはちょっとハードル高いかも…
- テキパキしてる人じゃないと無理かな?
- パソコン得意じゃないと厳しい?
- 受付でいつも笑顔なんて…できる?
そんなふうに、**「自分には向いてないんじゃないか」**って、
不安でいっぱいだった。
私はもともと控えめで、人前に出るのが得意なタイプじゃなかったし、
「医療」っていう言葉にも、どこか自分とは遠い世界っていう印象を持ってた。
だから、“人と関わる仕事”って聞くだけで、
**「明るくて元気な人じゃないとダメなんでしょ?」**って決めつけてたんだよね。
でも今なら、あのときの私にそっと言ってあげたいな。
「そう感じたのは、自信がなかったからでしょ?」
**「でもそれって、“興味がある”ってことの裏返しだったんだよ」**って。
「向いてないかも…」って思う気持ちのなかには、
ほんの少しの“憧れ”と、“やってみたい”って気持ちが隠れてたんだよね。
その気持ち、ちゃんとあってよかった。
だって、不安があったからこそ、
私は「準備しよう」「慎重に進もう」って、ちゃんと思えたから。
うん、不安だったけど、
それが私なりの“始まり”だったんだと思うな。 🍀
それでも、なぜか気になっていた
いったん求人票を閉じたあとも、
なぜかその仕事のことが心の中に残ってたんだ。
他にもいろんな仕事があるはずなのに、
どうしてか、ふとしたときに
**「医療事務って、どんな仕事なんだろう」**って思い返していたの。
なんでこんなに気になるんだろう…って、
自分でも不思議だったな。
もしかしたら、どこかで
**「やってみたいかも」**って思ってたのかもしれない。
でも、「できる自信」はなかったから、
ちゃんと向き合えてなかっただけで。
“やってみたい”と“できる”は、ちがう。
でも、“気になる”って気持ちは、
きっとその真ん中にあるものなんだ。
誰に見せるわけでもない、小さな気持ちだけど、
それがずっと消えずに残っていたということは、
自分の中で、ちゃんと意味のある感情だったんだと思う。
今なら、あの頃の私にこう言いたい。
**「気になってたってことは、もう心が動いてた証拠だよ」**って。
うん、たしかに自信はなかったけど…
**“気になる”って気持ちは、ちゃんと私の背中を押してくれてた。**🌱
向いてないと思っていた私が、今ここにいる理由
実際に医療事務として働き始めてみて、気づいたことがあるんだ。
それは、求められるのは「完璧なスキル」じゃなかったってこと。
もちろん、覚えることはたくさんあるし、
最初は戸惑うことも多かったよ。
でも、それよりもずっと大事にされていたのは――
- 丁寧に対応しようとする姿勢
- 相手を思いやる気持ち
- 小さな変化に気づく目
つまり、“人としてのやさしさ”だったんだ。
それに、先輩たちも最初はみんな不安だったってことも知った。
ミスして落ち込んだり、覚えるのに時間がかかったり…。
そうやって少しずつ前に進んできた人たちばかりだった。
私はずっと、
**「不器用な自分なんて、職場で足を引っ張るだけかも…」**って思ってた。
でも、
その“不器用さ”を、ちゃんと見てくれてる人たちがいたんだよ。
「真面目に向き合ってくれてるの、伝わってるよ」
って、言ってもらえたとき、
心からうれしかったな。
あのとき、“できる人”になろうと無理するより、
“まっすぐ向き合う”ことのほうが大切なんだって実感できた。
だから今、ここで働いている私は、
あのとき「向いてないかも…」って思っていた私とは、
ちょっと違う気持ちで、前を向いていられる。
うん、
「向いてなかった私」が、ちゃんと「今、ここにいる理由」になってる。
それはきっと、向いてないと思っていたからこそ、
ひとつひとつに真剣に向き合えたからなんだと思う🌸
向いてる人って、こういう人かもしれない
「向いてる人」って聞くと、
なんだか特別なスキルがある人とか、
性格が明るくて社交的な人のことを想像しちゃうよね。
でも実際に医療事務の現場で働いてみて、
私が感じたのは――
必ずしも“話し上手”や“スピード命の人”が活躍するとは限らない、ってこと。
それよりも、こんな人が信頼されてる。
- 小さな気配りに気づける人
- 誰かの「ありがとう」をちゃんと嬉しいと思える人
- ミスしたときに「次は気をつけよう」って思える人
特別じゃなくていいんだよね。
“当たり前を、ちゃんと丁寧にできる人”が、現場ではとても頼りにされてる。
それに、無理に明るくふるまわなくても大丈夫。
静かで落ち着いた人でも、
「誰かの役に立ちたいな」って思って行動できる人は、
ちゃんと患者さんや仲間の心に届いてる。
そして、
「私にはこれといった強みがないかも…」って思ってる人こそ、
気づかないうちに周りを支えてること、よくあるんだ。
だからね――
自分に取り柄がないって決めつけなくて大丈夫。
誰かを想う気持ちがあるなら、それだけで、もう十分“向いてる”って言えるよ🌷
『向いてるかどうか』よりも、大切なこと
「自分に向いてるかどうか」って、
仕事を探すとき、つい一番に考えてしまうよね。
でもね――
実際に働いて感じたのは、
“向いてるかどうか”って、あとからついてくるものだってこと。
最初から自信なんてなかった。
むしろ「できないかもしれない」って不安ばかりだった。
でも――
なんとなく気になって
なんとなくやってみたくて
それでも不安で…
その**“なんとなく”の気持ちが、ちゃんと前に進む力になった**んだ。
まわりと比べる必要はない。
完璧じゃなくてもいい。
たどたどしくても、迷いながらでもいい。
大事なのは、
「やってみたいな」って思った、その気持ち
だったんだって、今ならはっきりわかる。
もし今、誰かがこの記事を読んでくれていて、
「私、向いてないかも」って不安を抱えているなら――
その気持ちも全部、大切にしていい。
不安があるってことは、
それだけちゃんと考えてるってことだから。
うん、向いてるかどうかなんて、あとから分かること。
最初の一歩は、
**“ちょっと気になってる”って気持ちで、十分なんだよ。**🌱
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