意見を出すたびに、“しーん…”となる空気、怖くない?
「何かご意見ある方、どうぞ」
…この一言が出たあと、
なぜかみんな黙ってる時間って、めちゃくちゃ長く感じますよね。
でも自分は、それでも勇気を出して声をあげてみた。
思ったことを正直に伝えてみた。
「こうしたらどうですか?」って意見を言ってみた。
けれど――
…返ってくるのは、あの“しーん”。
誰も返事をしない。
誰も目を合わせようとしない。
まるで「その発言、なかったことにしよう」みたいな空気。
そして次の瞬間には、
別の誰かが話題を変えて、流れがあっさり終わっていく。
声を出すたびに、ひとりぼっちになった気がする
何度かそんなことが続くと、
こう思い始めてしまいますよね。
「私、なんか変なこと言ったかな…」
「空気を読めてないって思われてる?」
「だったら…もう黙ってた方がいいかも。」
進行役になってわかる“あの空気”のしんどさ
実はこの「しーん」の空気、
進行役の立場に立つと、さらに切実に感じるんです。
会議って本来、みんなの意見を持ち寄って、より良い方向を見つける場なのに、
いざ「どうですか?」と聞いても、返ってこない。
雰囲気を作るのも、タイミングを図るのも、
進行側が空気を読みながら“言葉を引き出す”って、実はすごく難しい。
結局、声を出すのはいつも一部の人だけ。
他の人は黙っていて、会議というより“話し合ってるフリ”みたいになってしまう。
それでも、声を出せる人がいることが大事
チームにとっていちばん怖いのは、
“みんなが黙る空気”が当たり前になること。
意見を出すことが怖くて、
言いたいことを飲み込むようになったとき、
チームは少しずつ止まりはじめます。
あなたが出したひと言は、
たとえその場で返事がなくても、
誰かの頭の中に、ちゃんと残っているかもしれません。
むしろ、その沈黙こそが、
「図星だった」「核心を突かれた」と思われている証拠かもしれない。
“しーん”の中で声を出す勇気は、本物です
あの無言の空気の中で、
自分の言葉を出すって、本当に勇気がいります。
でもそれをやったあなたは、
ちゃんとチームの前を見て、声をあげた人です。
誰も言わないからこそ、
あなたの声が、より強く、より意味を持つ。
あの“しーん”は、
あなたのひと言が、
空気を動かした証なのかもしれません。
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