出会いと別れのなかで心を守る働き方

「呼ばれて嬉しい…けど、居場所がわからない」派遣歓迎会のリアル

出会いと別れのなかで

🔹「歓迎会ありますけど…来ます?」

あの日、業務が終わったタイミングで
声をかけられた。「○○さん、歓迎会あるんですけど…来れます?」

──えっ。
う、嬉しい。でも、ちょっと戸惑った。

派遣なのに?
呼んでくれるなんて、すごくありがたいし、嬉しい。
でも同時に、“場違い感”が心の中でふつふつと湧いてきた。

「行った方がいいのかな?」
「でも、誰と話せば…?」

そんなモヤモヤを抱えながら、
“お誘いLINEにスタンプをポン”と押した。


🔹「あ、ここ座って大丈夫ですか…?」

当日、居酒屋の暖簾をくぐって、すでに緊張MAX。
案の定、みんなの輪に入りづらい。

どこに座ったら正解?
誰かと一緒のテーブルにしてもいい?
「“空いてる席”はあるけど、“居場所”がない気がした。

結局、端の席にそっと腰を下ろして、
テーブルの端っこにある枝豆を…延々とつまんでた。


🔹「あ、○○さんって…〇〇系のご経験あるんですよね?」

ぽつりぽつりと話しかけてくれた人はいた。
でもやっぱり“職場の話”は、正社員どうしで盛り上がる。

「この前の打ち合わせ、さー」とか、
「課長また言ってたよねー」みたいな空気に
正直、話題の隙間に入り込めない。

「前職では…」なんて話したら、
“比較してる?”って思われそうで言葉を飲んだ。


🔹でもね、帰り際に言われたあの一言。

「今日は来てくれてありがとう。○○さんが来てくれてよかった。」

その言葉が、不安で縮こまってた心に
じんわり温かく染み込んだ。

歓迎会って、確かにちょっと気まずい。
でも、あの一言があっただけで、
“来てよかった”って、思える自分がいた。


💡ラストはこの一文で締める!

呼ばれたことが嬉しいなら、
少しだけ勇気を出してみてもいい。
“馴染めたかどうか”じゃなくて、“笑って帰れたか”を大事にしよう。


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