コラム・心の整理部屋

仕事でモヤモヤを引きずる私と、すぐに切り替えられるあの人との違い

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はじめに

職場でイヤなことがあった日。 理不尽に怒られた日。 頑張ったことが評価されずに終わった日。

たとえば、上司に報告した資料に目も通してもらえず、ひとこと「雑すぎる」と切り捨てられた午後。 同僚との連携ミスで、自分ばかりが注意された朝。 「お疲れさま」の一言もないまま、ただ忙しさだけが過ぎていく一日。

そんな日でも、 「まぁ、仕事なんだから」とケロッと切り替えられる人がいる。

……それができたら、どれだけ楽だろう。

そう思いながら、心に引っかかったモヤモヤを抱えたまま帰る道。 頭では「忘れよう」と思っても、気づくとさっきの言葉や表情が頭をよぎる。

私は、そうやってうまく切り替えられない。

このページでは、 「切り替えたいのに、引きずってしまう」 「“気にしすぎ”って言われるのがつらい」 そんな“割り切れない自分”に悩む方へ、 少しでも心が軽くなるような言葉をお届けします🌱


「気にしすぎ」と言われるけれど、簡単に切り替えられたら苦労しない

頭ではわかってる。 「仕事とプライベートは分けた方がいい」とか、 「引きずってもしょうがない」っていうこと。

でも、感情はそんなに器用じゃない。

「あの言い方、なんだったんだろう」 「私、何が悪かったのかな」 「次に顔を合わせるの、ちょっと怖いな」

——そうやって、 家に帰ってからもずっと、その出来事を引きずってしまう。

誰かに話して「そんなに気にしなくていいよ」と言われても、 “気にしない方法”がわかれば苦労しない。

むしろ、その言葉を聞くたびに、 「まだ引きずってる自分って、おかしいのかな」と、 またひとつ、モヤモヤが増えていく。

「気にしないようにすればいいんだよ」 「もっと楽に考えなよ」

そう言ってくれる人の気持ちも、頭ではわかってる。
でも、楽に考えられるなら、もうとっくにそうしてるよね。

「気にしすぎ」と言われることで、
自分の感情の“扱い方”そのものを否定されているような気がして、
余計に苦しくなることもある。


割り切ろうとするほど、自分の中の“何か”が苦しくなる

「割り切らなきゃ」 「気にしない方がいい」 「大人なんだから、流そう」

そう自分に言い聞かせるほど、 なんだかどこかで、自分が自分じゃなくなる気がした。

無理に笑って、 何もなかったふりをして、 平気な顔で仕事をする。

でも心のどこかでずっと、 本当の自分が置いてけぼりになっているような感覚。

自分の中で湧き上がった気持ちを無理に抑えるたび、 「私はこう感じた」という大切な感情が、少しずつ薄れていく気がした。

「大人なんだから」
「社会人なんだから」
そうやって、自分の感情を“なかったこと”にしようとすればするほど、
ふとした瞬間に心が爆発しそうになる。

そんな時こそ、自分に問いかけてあげてほしい。
**「私、本当はどう感じてる?」**って。


気持ちを引きずることが悪いことだと思ってた

「切り替えが遅い」 「いつまでも引きずってる」 「メンタル弱いよね」

たぶんそんなふうに見られているんだろうな、とも思ってた。 でも、本当にそうなのかな。

感じやすいってことは、 相手の気持ちを想像できるってことかもしれない。

うまく笑えないってことは、 それだけ自分の中に**“真剣さ”や“やさしさ”**があるってことかもしれない。

もしそれが「弱さ」だとするなら、 その弱さは、誰かを傷つけないために働く“やさしい強さ”なのかもしれない。


「心が疲れてるサイン」に気づいてあげよう

たとえば、 ・ため息が増えた ・通勤がいつもよりしんどい ・いつもなら気にしないことで心がチクッとする

そんな時は、**「心が疲れてるよ」**というサインかもしれません。

モヤモヤがなかなか消えないのは、 感情が「ちゃんと見てほしい」と訴えているから。

無理に前向きにならなくてもいい。 まずは気づいて、立ち止まってあげることが、自分への思いやりになります。


感情を抱えたままでも、一歩ずつ進めるから大丈夫

「切り替えられないままじゃ、前に進めない」 そんなふうに思う日があるかもしれません。

でも、モヤモヤを抱えたままでも、 ゆっくりでも、前に進むことはできるんです。

完璧じゃなくても、スッキリしてなくても、 今日できることを、今日できる分だけやる。

それで十分。 あなたは、ちゃんと前に進んでいます。


まとめ:割り切れない自分を、そのまま抱えていてもいいと思う

「仕事なんだから」と割り切れる人がすごいのは事実。 でも、それができない自分を責めなくていいと思う。

割り切れないなら、割り切れないままで。 落ち込む日があってもいいし、引きずる夜があってもいい。

きっと大切なのは、 自分の感情にウソをつかないこと。

そして、自分を守るように、そっと受け止めてあげること。 「大丈夫。今日はちょっと、心が疲れてるだけ。」 そう言ってあげられたら、それだけでも十分だと思う。


あの時の“モヤモヤ”は、もしかしたら「責任の所在」によるものかもしれません。

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