職場でイヤなことがあった日。
理不尽に怒られた日。
頑張ったことが評価されずに終わった日。
そんな日でも、
「まぁ、仕事なんだから」とケロッと割り切れる人がいる。
そういう人を見るたびに、正直うらやましく思ってた。
私は、そうやってうまく切り替えられないから。
■ 「気にしすぎ」と言われるけれど、簡単に切り替えられたら苦労しない
頭ではわかってる。
「仕事とプライベートは分けた方がいい」とか、
「引きずってもしょうがない」っていうこと。
でも、感情はそんなに器用じゃない。
「あの言い方、なんだったんだろう」
「私、何か悪かったのかな」
「次に顔を合わせるの、ちょっと怖いな」
──そうやって、
家に帰ってからもずっと、その出来事を引きずってしまう。
■ 割り切ろうとするほど、自分の中の“何か”が苦しくなる
「割り切らなきゃ」
「気にしない方がいい」
「大人なんだから、流そう」
そう自分に言い聞かせるほど、
なんだかどこかで、自分が自分じゃなくなる気がした。
無理に笑って、
何もなかったふりをして、
平気な顔で仕事をする。
でも心のどこかでずっと、
本当の自分が置いてけぼりになっているような感覚。
■ 気持ちを引きずることが悪いことだと思ってた
「切り替えが遅い」
「いつまでも引きずってる」
「メンタル弱いよね」
たぶんそんなふうに見られているんだろうな、とも思ってた。
でも、本当にそうなのかな。
感じやすいってことは、
相手の気持ちを想像できるってことかもしれない。
うまく笑えないってことは、
それだけ自分の中に**“真剣さ”や“まじめさ”があるってことかもしれない。**
■ まとめ:割り切れない自分を、そのまま抱えていてもいいと思う
「仕事なんだから」と割り切れる人がすごいのは事実。
でも、それができない自分を責めなくていいと思う。
割り切れないなら、割り切れないままで。
落ち込む日があってもいいし、引きずる夜があってもいい。
きっと大切なのは、
自分の感情にウソをつかないこと。
そして、自分を守るように、そっと受け止めてあげること。
「大丈夫。今日はちょっと、心が疲れてるだけ。」
そう言ってあげられたら、それだけでも十分だと思う。
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